「ユニコーンS・G3」(16日、東京)
4連勝中の
デュープロセスが12日、栗東坂路で軽快な動きを披露。仕上がりの良さをアピールした。勢いに乗って重賞初制覇はもちろん、
父ダイワメジャーに産駒として初のJRAダート重賞タイトルをプレゼントする。
息を整えた程度。先週の段階でしっかりと態勢は整えてある。5連勝で重賞初制覇を狙う
デュープロセスの最終デモは、栗東坂路を単走でゆったりと進め、馬なりで4F58秒6-41秒5-12秒0と軽快に締めくくった。
安田隆師は「先週、CWを併せ馬でびっしりと追ってありますので、セーブしての追い切り。全体の時計は遅いですが、しまいの動きはしっかりとしていましたし、息の入りもいい。状態はいいです」と仕上がりに胸を張った。
デビューから5戦4勝、2着1回。新馬戦こそ首差で敗れたが、その後は4連勝。2走前の
昇竜Sは、これまでになかった後方からの競馬で差し切ると、前走の青竜Sは外枠から果敢に位置を取りに行くと、力でねじ伏せた。「自在性のあるところがセールスポイント。東京も3走目ですし、条件的な不安はありませんから」と意気込みをのぞかせた。
ダイワメジャー産駒はJRA重賞で34勝を挙げているが、いずれも芝で、ダートではタイトルを手にしていない。昨年に同レースを
ルヴァンスレーヴで制したM・デムーロを背に、父へ初の砂の勲章をもたらす。
提供:デイリースポーツ