少頭数とはいえ、レイデオロを筆頭に6頭のGI馬が揃った今年の宝塚記念。さらにGIで好走を続けるエタリオウなど、初戴冠を目論む伏兵陣も。ハイレベルな争いになりそうな今年のサマーグランプリを、どのように攻略すればいいのか。百戦錬磨の予想の猛者が集う「俺プロ」で、近走内容と好転度合いから勝ち馬を導いてきたDsSTYLEさんにご指南願った。

【機動力と持続力が生かせそうな舞台設定】

　本命はスワーヴリチャードです。手前の関係で、左回りのほうが高いパフォーマンスを発揮できることはもちろん承知していますが、昨年の大阪杯1着という成績は無視できません。機動力と持続力に長けたこの馬にとって、阪神芝2200mという舞台はピッタリです。

　対戦成績では水をあけられているレイデオロとの勝負付けも、まだ済んでいないと思います。キセキの得意なロングスパートの展開になればこちらに分がありますし、仮にスローに流れても昨年の大阪杯のようなプランを持っているのは強みです。

　堅く収まりそうな気はしますが、上位人気が予想される馬の中であまり評価できないのはアルアインです。前走は道中でインを立ち回った馬が上位を独占する結果で、馬場と展開の恩恵が大きかったように思います。

　立ち回りが巧い馬なので再度内枠を引いた際には注意が必要ですが、昨年のオールカマーを見ていても2200mへの距離延長は良いとはいえないでしょう。
（文＝DsSTYLE）


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