23日に阪神競馬場で行われる
宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)について枠順・馬番別に検証していく。
馬番別では最多となる5回の馬券絡みが2番と11番。4回で8番が続き、3回が4番となっている。また、少頭数で行われることも少なくない傾向を踏まえると、16番や17番から勝ち馬が出ている点も注目に値する。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-0-4-11 複勝率31.3% 複勝回収率193%
2枠 1-1-2-12 複勝率25.0% 複勝回収率78%
3枠 0-1-1-15 複勝率11.8% 複勝回収率85%
4枠 0-4-0-13 複勝率23.5% 複勝回収率45%
5枠 0-3-0-15 複勝率16.7% 複勝回収率61%
6枠 2-0-0-18 複勝率10.0% 複勝回収率17%
7枠 0-1-2-17 複勝率15.0% 複勝回収率55%
8枠 6-0-1-15 複勝率31.8% 複勝回収率110%
14頭立て以下の場合
1枠 0-0-0-4 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 0-1-0-3 複勝率25.0% 複勝回収率137%
3枠 0-0-1-4 複勝率20.0% 複勝回収率164%
4枠 0-1-0-4 複勝率20.0% 複勝回収率74%
5枠 0-2-0-4 複勝率33.3% 複勝回収率165%
6枠 1-0-0-7 複勝率12.5% 複勝回収率20%
7枠 0-0-2-6 複勝率25.0% 複勝回収率70%
8枠 3-0-1-4 複勝率50.0% 複勝回収率113%
まず、枠順傾向としては最内枠か大外枠を引いていた馬が複勝率30%台の安定感を見せていた。そして、勝ち馬に限れば半数以上が8枠から輩出されている点にも意識を向けなければならないだろう。
ただし、少頭数で行われる
宝塚記念は上位人気馬が好走しやすく、14頭立て以下で行われた際の勝ち馬はいずれも3人気以内の支持を集めていた。同条件時の8枠好走馬も3人気以内「3-0-1-1」、4人気以下「0-0-0-3」となっており、出走頭数が少ない場合は愚直に枠順だけで評価しきれない部分があるかもしれない。