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【宝塚記念予想】馬体が勝ち馬を教えてくれる! パドックの達人が今年の出走有力馬をジャッジ!/JRAレース展望

  • 2019年06月22日(土) 18時32分
 少頭数ながら6頭のGI馬が出走し、勝ち馬の取捨に頭を悩ませそうな今年の宝塚記念。パドックは、取捨の最終的なジャッジを下す場として多くのファンが馬体を注視しているが、そこで長年、多くの馬体を見続けてきたのが古澤秀和氏だ。今回は、宝塚記念に出走を予定している有力馬について、馬体面から考察してもらった。果たして、その眼鏡にかなった馬は?

【上位人気馬は総じて勝ち負けを意識できる】

 まずは取り上げるのはレイデオロ。ドバイ帰りですが、馬体を見る限りデキ落ちはなく、良い状態で出走できそうです。ベストは2000mだと思いますが、2200mは問題ありませんし、阪神コースも問題なくこなせるでしょう。内枠に入りましたので、ある程度、ポジションをとっていけば上位争いできると思います。

 そのレイデオロと、人気を分け合いそうなのがキセキ。前走時よりも、さらに状態が上向いています。皮膚を薄く見せ、筋肉の張りも素晴らしいのひと言。繋ぎが長く、スタミナがあって条件も合いますし、道悪になっても大丈夫。前々で運べば勝ち負けできるはずです。

 今回の出走馬で、紅一点のリスグラシュー。以前は華奢で見栄えがしませんでしたが、今はどっしりして本当に良くなっています。ハーツクライ産駒でスタミナが求められるこの条件は合っていますし、道悪もこなせるタイプ。スイープトウショウマリアライトなど、過去には牝馬が勝ってきた歴史もありますし、上位争いは必至と見ています。

 スワーヴリチャードもドバイ帰りですが、こちらも間隔が空いていい状態です。太め感もありません。昨年の大阪杯を勝っていますが、距離はこれくらいのほうがいいでしょう。本来は力上位ですし、上位争いは可能です。

 今年の大阪杯でGI2勝目を挙げたアルアインは前走時も素晴らしいデキでしたが、今回はさらに良くなっている印象です。2000mほどではありませんが、この距離ならギリギリ守備範囲。勝つまではどうかも、得意の内枠なので上位に食い込んでくる可能性は十分です。

 ここまで紹介してきた馬ほど人気はありませんが、スティッフェリオも面白い存在。グンと馬が良くなってきた印象で、筋肉の張りも良く、皮膚も薄く見せて完成されてきました。距離も問題ないですし、ステイゴールド産駒でこの舞台は合わないはずがないでしょう。相手は強いですが、ここはチャンスがあると思います。

 それぞれ状態が良く、傑出した馬もいないので難しいレースになりそうですが、当日の馬場などで絞れてくると思います。当日はパドックから直前情報をお送りしますので、ぜひウマい馬券にご注目下さい。
(文=古澤秀和)

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