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宝塚記念・G1」(23日、阪神)
昨年は7番人気の伏兵
ミッキーロケットが激走し、大金星を挙げた音無厩舎。今年も、地力強化が顕著な
スティッフェリオを送り込み、虎視たんたんと連覇を狙っている。
21日朝は角馬場から栗東CWを1周。軽快なフットワークで駆け抜けた。感触を確かめた武田助手は「不安なく来ています。動ける体ですし、気も入っている。ここまではうまく行っています」と明るい表情。3カ月の休み明けにも、「使いつつ良くなるタイプですが、今回は放牧先から帰ってきた時の感じが良かった。その分、結構早く時計を出せましたからね。太めは感じません」と仕上がりの良さをアピールした。
前走の
大阪杯は7着に敗れたとはいえ、外枠が災いしながらも勝ち馬から0秒5差。「ガチで勝負に行きましたから。
キセキの外を回して行って、結果的にキツい競馬に…。上位馬は経済コースを通っていましたからね」と悲観はしていない。
その点、今回は5枠6番の好枠をゲット。運を味方に、有力馬に肉薄したい。「前回、ハードな競馬を経験したことで、この馬自身もう一段、レベルが上がったと思うんです。相手は強いけど、出来の良さを生かしてどこまで粘れるか」。手が合う丸山のリードがさえ渡れば、先輩に続く激走も夢ではない。
提供:デイリースポーツ