7月15日(祝・月)に
盛岡競馬場のダート2000mで行われる
マーキュリーカップ。ここに出走を予定しているグリム(栗東・
野中賢二厩舎)が、今朝26日にレースへ向けた追い切りを行っている。
朝一番のCWコースで
スピンドクターとの併せ馬。6F標識で1秒半ほど後ろから追いかけていたが、折り合いを欠くようなシーンは全くなく、スムーズな追走。前も徐々にラップを速めていく、うまい先行で4コーナーから最後の直線はいいスピード乗りだった。
内から前へと並びかけていくグリムだが、追い出されると重心を低くし、推進力ある伸びでラスト1F標識ではしっかりと前へ出る。そこからぐんぐんと伸びていき、併せた相手を突き放してのゴール。
時計は6F81.5〜5F66.4〜4F51.7〜3F37.0〜1F11.9秒。相変わらず、自分のリズムで走れた時の力強さは半端ない。
白山大賞典を勝っているので、2000mを超える距離にも不安なし。前走よりも1キロ軽い56キロでの出走となる点も魅力だろう。
(取材・文:井内利彰)