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ラジオNIKKEI賞・G3」(30日、福島)
躍動感十分だった。
皐月賞18着以来となる
ランスオブプラーナは26日、栗東CWで単走。直線に入ると鞍上の
ゴーサインに応え、外ラチ沿いを全身を使って力強く伸びた。6F81秒6-37秒4-12秒2。最後まで脚色は衰えることなく、気持ち良さそうに風を切った。
担当の平田厩務員は「馬の雰囲気はいいね。動きを見ても上向いてはきている」と及第点を与える。現時点で鞍を乗せて476キロと、過去最高タイの馬体重だった前走比で8キロ増。「少し余裕はあるかな。カイ食いがいいからね。けど、だいぶカリカリするところがなくなってきた」と心身の変化を実感する。
重賞初制覇となった2走前の
毎日杯を含め、逃げて実績を残してきたが、「ルメールで千四を使った時は控えて勝ったしね」とハナにはこだわらない考え。「スタートを決めて周りを見ながら行けばいい。自分のペースを守れたら、ここだけじゃなく、どのレースでも通用すると思う」と期待は大きい。トップハンデの57キロを克服し、持ち味のスピードで重賞V2を狙う。
提供:デイリースポーツ