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ミエノサクシードなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

  • 2019年06月27日(木) 11時36分
 今週末は全国的に雨の予報が出ているが、27日10時の段階では雨が降っていない。そんなこともあってか、ウッドチップ馬場は適度に走りやすい状態が続いているし、少し蒸し暑さはあるものの、夏バテするほどの気温ではない。

【坂路/4F51.9秒】
 6月26日。一番時計はマテラスカイ(栗東・森秀行厩舎)で4F50.5秒。4F50秒台はこの馬を含めて2頭しかいなかったし、4F51秒台の頭数も先週ほどは多くない。ただ、2F25秒以下の頭数は多く、4F目が11秒台という頭数も多い。全体時計だけで見ると、先週よりも時計を要する馬場という印象はあるが、後半2Fの時計の出方から先週とほぼ変わりなしと判断したい。

 4F時計は54.2秒と遅いが、後半2Fが24.8秒、1F12.1秒が評価できるヒルノダカール(栗東・北出成人厩舎)。ラジオNIKKEI賞(6月30日・福島芝1800m)で前日輸送になるが、ホープフルS(7着)ですでに経験済み。その時の最終追い切りでも素晴らしい脚力を見せていたが、今回の方が1Fごとにぐんぐんと加速していくラップが踏めている。力強さもあるので、雨が降った馬場でも問題ないだろう。

 6月27日。一番時計は4F51.1秒のミスズマンボ(栗東・安田翔伍厩舎)の4F51.1秒。やれば時計が出るタイプという印象だったが、これまでの自己ベストは4F52.1秒。ベストを大幅に更新しているので、6歳牝馬とはいえ、状態が良いことは間違いない。それと同時に時計が出る馬場という印象もある。

 先週の馬場差は「-0.3秒」。先週末は雨が降っているものの、今週になってからは雨は降っていない。そんなこともあって、適度に湿り気があって走りやすい馬場という感じなのだろう。今週の馬場差も26日、27日とも『-0.3秒』で記録している。

【CW/5F66.0秒】
 6月27日。調教VTRも提供されているCBC賞(6月30日・中京芝1200m)に出走予定のビップライブリー(栗東・清水久詞厩舎)が6F76秒台という速い時計。確かに道中のスピード乗りから、最後の直線での二段階加速を見ていると、このくらいは出るのかなといった感じ。それ以外の追い切りを見ていても、速い時計での追い切りは多く見られた。

 6月28日。木曜日はもともと雨の予報があったので、前日に追い切りを済ませている厩舎がほとんど。その分、極端に追い切りが少ない日になっているが、予定通り、木曜日追い切りを行ったのは、7月21日(日)に中京競馬場の芝1600mで行われる中京記念の出走を予定しているミエノサクシード(栗東・高橋亮厩舎)。

 正面から入場して、向正面の5Fあたりからじわっとラップを速めていって、最後の直線でスピードが上がってくる。ゴール前まで力強く駆け抜けていって、時計は5F70.6〜4F 54.3〜3F39.1〜1F12.3秒。数字は遅いが、レースまでの日程を考えるとこれで十分。昨年7着から巻き返しがあっても不思議ではない。

 先週の馬場差は「-1.0秒」。今週も先週とあまり変わりない馬場状態だとは思うが、全体的な時計の出方を見ると、先週より少しだけ速い時計が少なかった。よって、今週の馬場差は26日、27日とも『-0.8秒』で記録している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 芝馬場は今週デビュー予定のラインベック(栗東・友道康夫厩舎)などが追い切りに利用しており、10頭弱が使用している。馬場状態は先週同様、良好な印象で、今週の馬場差は26日、27日とも『±0.0秒』で記録している。

 ポリトラック馬場での追い切り頭数は相変わらず少なく、3歳未勝利が微調整に利用しているとったイメージが強い。速い時計をマークしている馬が少ないが、時計の出方はほぼ基準通りで先週と同じ。よって、馬場差に関しては、26日、27日とも『±0.0秒』で記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

(取材・文:井内利彰)

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