「
ラジオNIKKEI賞・G3」(30日、福島)
今年も名手が初夏の福島を熱くする。
武豊が1年ぶりの参戦だ。異常な盛り上がりを見せた、あの
オジュウチョウサン以来の遠征に「去年はすごかった。福島は独特というか、街全体で競馬を大事にしてくれている感じがするね」と楽しみにする。
ラジオNIKKEI賞のパートナーは
ゴータイミング。メンバー最速の上がり3F32秒8の豪脚で、2勝目を挙げた前走に「強かったね。やっと力を発揮できた。休み明けだけど、状態はいいと聞いている」と力が入る。
「何となく、福島は成績がいいイメージがある」と話す通り、騎乗数こそ全10場で最も少ない69戦だが、16勝を挙げ、勝率は23・2%と最も高い。重賞も7回騎乗して97、06年
七夕賞(
マイネルブリッジ、
メイショウカイドウ)の2勝。「
アドマイヤカイザー(99年ラジオたんぱ賞)の2着もあるよね」と、自らも認める相性のいい舞台だ。
「持ち味は軽い馬場の方が生きる。あとはコーナー4つと折り合い。ハンデ(53キロ)は軽いから」。相棒の武器である末脚を存分に引き出し、自身13年ぶりとなる福島での重賞Vを目指す。
提供:デイリースポーツ