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【CBC賞】レッドアンシェル、ド根性V!豪雨のぬかるむ馬場でグイグイ伸びた

デイリースポーツ
  • 2019年07月01日(月) 06時01分
 「CBC賞・G3」(30日、中京)

 スプリント戦で真価を発揮した。降りしきる雨をものともせず、1番人気のレッドアンシェルが力強く伸びて重賞初制覇。さらなる大舞台に向けて大きな一歩を踏み出した。連覇を狙ったアレスバローズ(7番人気)が2着。メンバー唯一のG1馬セイウンコウセイ(2番人気)が3着に逃げ粘った。

 降りしきる雨の中、1番人気に推されたレッドアンシェルが力強く伸びた。道中は中団を追走。勝負どころで鞍上のゴーサインに応えて浮上すると雨でぬかるんだ馬場をグイグイと脚を伸ばして重賞初Vを決めた。

 福永は「内から迫ってくる馬がいたので、何とかしのいでくれと思って追いました。返し馬の感じからも状態は前走よりも良かったですね。大変な馬場条件の中を一生懸命に走ってくれた」と満面の笑み。最後まで踏ん張り切った相棒のド根性をたたえた。

 2歳時に新馬戦-もみじSを連勝。素質は確かだった。しかし、準オープン降級後しばらくは足踏みが続く結果に。「マイルだと甘くなる。でも、さまざまな条件を使ってきたことがここに生きました」と庄野師は振り返る。スプリント能力の高さを感じつつも、レースの幅を広げようと試行錯誤を繰り返したが、前走の彦根Sでついに電撃戦を解禁。約1年4カ月ぶりに勝利を挙げると、返す刀で一気に重賞タイトルをものにした。

 次走は未定。スプリント界の新星に、師は「ここまで(レース間隔を)詰めて走ったことがないのでそのローテは崩したくない。だからこのあとはひと息入れる予定」と話した。豪雨の桶狭間で得た自信は、実りの秋へ向けて大きな武器となるはずだ。

提供:デイリースポーツ

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