7日に中京競馬場で行われる
プロキオンS(3歳上・GIII・ダ1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、コース改修後の2012年以降を集計対象とする。
過去7年で最多となる4回の馬券絡みが
キングカメハメハ。3回で
シニスターミニスターが続き、2回が
Majestic Warriorとなっている。ただし、
ベストウォーリア(
父Majestic Warrior)、
アドマイヤロイヤル(
父キングカメハメハ)、
キングズガード(
父シニスターミニスター)、
キョウワダッフィー(
父キングカメハメハ)の4頭が、それぞれ2回ずつ馬券内に好走したことにも起因する成績だ。
シニスターミニスター産駒は延べ4頭が出走して「1-1-1-1」、先述した
キングズガードのほかにも
インカンテーションが好走しており、産駒初出走となった16年から3年連続で馬券に絡んでいる。今年は17年の勝ち馬で4度目の出走となる
キングズガードのほか、06年
根岸Sで3着歴のある
トウショウギアを伯父に持つ
アードラーが出走予定。
Speightstown産駒は昨年の
マテラスカイが初出走&初優勝。従来の
JRAレコードを1秒2も更新する驚愕のタイムで自身も重賞初制覇を達成することになったが、同馬は平場で挙げた2勝以外は、いずれも稍重以上の馬場コンディションで勝利している。連覇の掛かる立場ではあるが、良馬場でも同様のパフォーマンスを発揮できるかは気になるところだ。
カジノドライヴ産駒は未だ1頭しか出走例がないが、今年は同距離のオープン2連勝中と勢いに乗る
ヴェンジェンスがスタンバイ。中京ダート1400m自体は勝率19.2%と同産駒の牡馬にとっては悪くない舞台で、
エーピーインディ系種牡馬の活躍が目立つ傾向からも期待の一頭となるだろう。
ウインムートと
サクセスエナジーは昨年のリベンジに燃える2頭となるが、どちらも近親にダートG1/Jpn1勝ち馬(前者は
ドリームバレンチノ、後者は
サクセスブロッケン)がいる血統馬。いずれも地方交流重賞を制する実力の持ち主なので、
JRA重賞制覇も時間の問題かもしれない。