「セレクトセール2019」(9日、ノーザンホースパーク)
2日目は当歳馬のセリが行われ、注目を集めた新種牡馬
キタサンブラック産駒では、G1・7勝の
ジェンティルドンナを半姉に持つ「
ドナブリーニ19」が1億6000万円で落札された。(※価格は全て税抜き)。
再び祭りが始まるか-。新種牡馬として注目を集める
キタサンブラック初年度産駒。上場された当歳馬10頭のトップバッターを務めた「
ドナブリーニ19」(牡)が、産駒最高値の1億6000万円で落札。半姉が12、13年
ジャパンカップ連覇、14年の
ドバイシーマクラシック、
有馬記念など国内外でG1・7勝を挙げた3冠牝馬
ジェンティルドンナという良血だ。
購入したHIROKI
カンパニー関係者は「2億円は超えると思っていたので安いかなと思っています。
キタサンブラックのファンだったので。もちろん、
キタサンブラックのような活躍を期待します」と声を弾ませる。入厩が決まっている矢作師も「父に似て脚が長い」と期待した。
「
リップスポイズン19」(牝)は
キタサンブラックのオーナーだった北島三郎氏の(有)大野商事が1900万円で落札。現役時代に管理した清水師が預託先となり、トレーナーは「軽そうでスラッとしたタイプ。楽しみ」と父に姿をだぶらせた。また、同じ産駒の「
モンプティクール19」(牝)、「
キープレイヤー19」(牡)も同師が管理する予定だ。
キタサンブラックの主戦で、セレクトセールを訪れた
武豊も胸を躍らせていた。「似ている馬もいて、一緒にレースをしたことを思い出しますね。早く乗りたい。改めて注目される馬に乗っていたんだなと思うし、ジョッキーで良かったな、と。清水先生にも“ブラックの子でまた勝ちたいね”って言われたので。楽しみです」と笑顔を見せた。スター性抜群の血。早ければ2021年のデビューに期待が高まる。
提供:デイリースポーツ