札幌開催の開幕週に行われる
クイーンS(7月28日・札幌芝1800m)。出走予定の栗東所属馬は今週、来週に栗東トレセンでしっかりと追い切って、函館もしくは札幌の競馬場へ移動するという調整になりそうだが、今朝10日はレースに向けた2週前追い切りが行われている。
ヴィクトリアM8着の後、放牧へ出されて、6月29日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ帰厩した
ミッキーチャーム(栗東・
中内田充正厩舎)。CWコースで単走という内容だったが、どうしても行きたがるところがあって、それを抑えられながらの走り。速い時計を出すというよりも、我慢することを訓練するといった調教内容で4F55.9〜3F41.4〜1F12.3秒と時計は遅いが、今回の調整内容はきっとレースで実を結ぶのではないだろうか。
前走
マーメイドS3着の
スカーレットカラー(栗東・
高橋亮厩舎)はCWコースで単走の6F追い。こちらは終始落ち着きのある走りで、終いの伸びは抜群。6F82.3〜5F66.0〜4F51.6〜3F38.0〜1F12.4秒と全体時計も終いも十分といった内容になっている。
現在は3勝クラスの
シャンティローザ(栗東・
松永幹夫厩舎)も出走予定。坂路で終い重点という内容だったが、時計は4F56.2〜3F40.4〜2F26.0〜1F12.5秒。「動きは良かったですね。明日、札幌競馬場に移動します」と
松永幹夫調教師。
(取材・文:井内利彰)