「
函館記念・G3」(14日、函館)
前走の
巴賞で1年2カ月ぶりに勝利を飾った
スズカデヴィアスは10日、函館Wで追われた。単走で5F69秒4-39秒3-12秒8をマーク。終始馬なりで、派手なパフォーマンスではなかったものの、軽快な動きは目を引いた。
騎乗した勝浦は「時計は遅かったけど、そこは気にしなくてもいい馬ですからね」と分析する。前走時は5F70秒8の追い切りタイムでV。ケイコと実戦が直結するタイプではない。「動き自体は良かったですし、いい状態です」と好感触だ。
巴賞は斤量59キロを克服しての差し切り。管理する橋田師は「斤量を背負った前走内容は評価できる」とした上で、今回のハンデ57・5キロにも「いいと思います」とうなずく。重賞でメンバーは強化されるが臆するところはない。
師にとっては史上7人目となるJRA全10場重賞制覇が懸かるが、「そうなんですか」と自身の記録に興味はなし。しかし、馬については「前走のような競馬ができれば」とVを強く意識する。北の大地で復活を遂げた8歳の古豪が、18年
新潟大賞典に続く重賞2勝目をつかみにいく。
提供:デイリースポーツ