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【函館記念】高低差3.5m 実は起伏に富んでいる/コース解説

  • 2019年07月14日(日) 06時00分
 14日に函館競馬場で行われる函館記念(3歳上・GIII・芝2000m)の舞台となる函館芝2000m。このコースについて解説していく。

 函館競馬場は1周距離1627m、ゴール前直線が262mというコース。1周距離はローカルの標準ともいえるサイズだが、ゴール板の位置の関係で、ゴール前直線262mはJRA10場の芝コースの中で最も短くなっている。ローカル場=平坦という先入観を持ってしまいがちだが、高低差3.5mと実は起伏に富んでいる。

 芝2000mは4コーナー脇のポケットスタート。初角となる1コーナーまでは475mと長い。スタート直後から降りが続き、800mほど走った2コーナーで最低部を迎える。そこから上りに転じて4コーナー入口から再度下る。ラスト100mはほぼ平坦。初角までの距離が長く下りスタートでもあるため、ペースは速くなりやすい。

 函館記念は2回函館開催の4日目で、2回函館開催は前半2日間がAコース、後半4日間をBコースで行う。1回函館は全日(6日間)Aコースを使用していたため、8日間使われたAコースからBコースへ替わっての2日目ということになる。この柵移動によって荒れていた内がカバーされるので、時計の出方や脚質傾向に変化が出る可能性も。実際に、過去にもAコース→Bコースへの柵移動のタイミングで時計が速くなったことがあった。しっかりと馬場傾向をチェックするとともに、含水率の情報にも注意を払いたい。

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