ルーキーの
斎藤新騎手(18)=栗東・安田隆=が、いよいよ
函館記念でJRA重賞に初挑戦だ。デビューから約5カ月。ここまで積み上げてきたJRA20勝は同期トップ。「順調に来ていますが、(勝ち鞍が)多いとは思っていない。一戦一戦、結果を残していきたいですね」と現状に満足はしていない。
記念すべき初ライドは、父・誠師が管理する
ブラックバゴ。昨年は10着に敗れたが、勝ち馬からは0秒8差。同舞台では17年に準オープンを勝っている実力馬だ。「1カ月ぐらい前に父に言われました。依頼をもらえてうれしかった。難しい馬ですが、確実な脚を使える点がいいところ」と印象を話す。その父は「新人らしく、積極的で思い切った競馬をしてくれれば」とエール。
先週の
七夕賞では、菊沢父子がコンビで初の重賞V。流れにも乗りたい。「本番では緊張するかもしれませんが、今はレースを考える時間が楽しい。ガチガチになり過ぎず、いつも通りできれば。印象に残るレースをしたい」と鞍上。固い父子の絆も武器に、アグレッシブな騎乗で大仕事をやってのける。(デイリースポーツ・赤尾慶太)
提供:デイリースポーツ