昨夜メイン12R「第16回 星雲賞H3/1600m内回り」。王者
スーパーステションと、ようやく復調してきた一昨年&3年前の覇者
オヤコダカ。3コーナーから早々と2頭のマッチレースとなった壮絶な追い比べは、ゴール寸前で現王者が僅かクビ差捕らえて威厳を保ったが、向正面で仕掛けて3角手前で一気に先頭に立ち、
阿部龍スーパーステションを出し抜いた
石川倭オヤコダカの「攻めの騎乗」が、
JRAも含め今季屈指の好レースを生み出したように思う。手に汗握り、熱い追い比べを堪能していただいた全国のファンの皆さんの多くも、きっと、そう感じられたのではなかろうか。
両馬の
スーパーステション・
オヤコダカの当サイト掲示板にも、感動や興奮、安堵などなど様々なコメントが多く寄せられており、特に「
オヤコダカ復活」を喜ぶ皆さんの声の数々は、読ませていただく側もちょっとこみ上げるものがあるほど。あらためて競馬が素晴らしいスポーツであり、エンターテインメントであることを再確認させていただいた「第16回星雲賞H3」だった。
今季、開幕から大いに盛り上がっている門別
グランシャリオナイターだが、この一戦を機に、さらに盛り上がっていくことになるように思う。
閑話休題。
今夜の門別
グランシャリオナイターは、2日続けての重賞開催。古牝馬の頂上決戦「第18回
ノースクイーンカップH2/1800m外回り」が行われる。
地方競馬「名物」の世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン(GDJ)2019」古馬シーズンの第3戦でもある。地方全国交流で、大井から2
アクアレジーナ、9
クレイジーアクセルの2頭が遠征で挑むほかジョッキーも大井・
真島大輔、
笹川翼、金沢・
吉原寛人の3名がエキストラ騎乗。北の牝馬頂上決戦を大いに盛り上げてくれそうだ。
出走予定は12頭。中でも注目を集めそうなのは、昨秋から冬場にかけて遠征の牝馬ダート
グレード競走で3戦続けて掲示板に食い込んだ地元4
アルティマウェポンだろう。鞍上には、大井
レディスプレリュードJpnIIで3着、同
TCK女王盃で4着に導いた真島大を起用。悲願の重賞初Vに懸ける陣営の強い意欲がヒシヒシと伝わってくる。今季初戦を6月まで遅らせ、そこを勝ってシーズン2戦目というフレッシュな状態、かつ上り調子で臨むとなれば願ってもない好機だろう。
他では、前走
ヒダカソウカップH2で重賞初Vを決めた昨秋
道営記念H1・5着の11
クオリティスタート、昨秋川崎の
ロジータ記念SI・2着など強敵相手でも強気の逃げで健闘続ける大井9
クレイジーアクセル、この1800mでは未勝利も折り合いつく馬で最内枠を利せそうな2歳秋遠征の川崎
ローレル賞6馬身差圧勝の1
アップトゥユー、3年前の
道営記念H1優勝馬で復活を期す7
タイムビヨンドなど、古牝馬の頂点を決めるに相応しい好メンバーが揃った。
今夜の門別メイン12R、発走は20時40分の予定。楽しみにお待ちいただきたい。
(ひだか応援隊)