21日に中京競馬場で行われる
中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、コース改修後の2012年以降を集計対象とする。
馬番別では最多となる3回の馬券絡みが12番と16番。2回で6番と15番が続く。どの馬番からも満遍なく好走馬は輩出されているが、その頻度で考えれば外枠優勢と言えそうだ。特に大外枠となる16番は「2-1-0-4」、過去7年で2勝を挙げる活躍を見せている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-1-0-12 複勝率14.3% 複勝回収率60%
2枠 1-0-1-12 複勝率14.3% 複勝回収率35%
3枠 1-1-1-11 複勝率21.4% 複勝回収率63%
4枠 0-1-1-12 複勝率14.3% 複勝回収率41%
5枠 0-0-2-12 複勝率14.3% 複勝回収率75%
6枠 0-2-1-11 複勝率21.4% 複勝回収率95%
7枠 1-1-0-12 複勝率14.3% 複勝回収率71%
8枠 3-1-1-9 複勝率35.7% 複勝回収率120%
馬番別成績からも推測できたように8枠が最も優秀な成績を収めている。一方、4〜6枠からは未だ優勝例がなく、5枠に至っては連対例もないことから内か外か極端な枠順を引いた方が勝ち負けしやすい傾向にあるようだ。
【前走上がり3F6位以下だった馬の枠順別成績】
1〜5枠 0-0-0-36 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6〜8枠 2-4-0-18 複勝率25.0% 複勝回収率118%
中京記念というと差し・追い込み馬が台頭し、馬群が内外に広がりながらゴール寸前で二転三転するハンデ戦らしい結果になることも少なくない。そこで前走の上がり3F成績に注目してみると、前走上がり3F6位以下ながら馬券に絡んだ6頭は6〜8枠に偏っている傾向が見受けられた。取捨に悩んだ際は枠順と前走の末脚を指標にしてみるのも手かもしれない。