21日に函館競馬場で行われる
函館2歳S(2歳・GIII・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、札幌競馬場で開催された2009年は除く。
馬番別では最多となる5回の馬券絡みが6番。4回で11番が続き、3回が1番、7番、12番となっている。また、勝ち馬を2回以上輩出しているのが12番(3勝)と9番(2勝)だ。
参考までに枠順による成績を比較すると下記通り。
1枠 1-2-0-14 複勝率17.6% 複勝回収率62%
2枠 0-0-3-15 複勝率16.7% 複勝回収率78%
3枠 1-3-3-11 複勝率38.9% 複勝回収率183%
4枠 0-2-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率84%
5枠 2-1-0-17 複勝率15.0% 複勝回収率39%
6枠 4-1-1-13 複勝率31.6% 複勝回収率62%
7枠 1-1-0-17 複勝率10.5% 複勝回収率31%
8枠 1-0-2-17 複勝率15.0% 複勝回収率26%
函館2歳Sは元来上位人気馬の好走率が高く、特に1〜2人気は「8-3-2-7」勝率40.0%・複勝率65.0%、単勝回収率177%・複勝回収率106%という成績を収めているほど。そういった傾向を踏まえると、16年
タイムトリップ(13人気3着)、15年
ヒルダ(10人気3着)、14年
タケデンタイガー(11人気2着)と3度も二桁人気馬が好走している3枠は瞠目に値する。
【6人気以下の枠順別成績】
1枠 0-1-0-12 複勝率7.7% 複勝回収率56%
2枠 0-0-1-9 複勝率10.0% 複勝回収率82%
3枠 0-1-2-8 複勝率27.3% 複勝回収率222%
4枠 0-1-0-14 複勝率6.7% 複勝回収率88%
5枠 0-1-0-11 複勝率8.3% 複勝回収率41%
6枠 0-0-0-11 複勝率0.0% 複勝回収率0%
7枠 0-0-0-15 複勝率0.0% 複勝回収率0%
8枠 0-0-0-14 複勝率0.0% 複勝回収率0%
上位人気馬の好走率が高い重賞ではあるものの、2013年以降は6人気以下の伏兵も毎年一頭以上は馬券に絡んでおり、昨年は7人気の
ラブミーファインが勝ち馬とはタイム差なしでハナ差2着に健闘していた。上記の通り、人気薄であれば内枠の方が色気を持ちやすいことも併せて覚えておきたい。