「クイーンS・G3」(28日、札幌)
フロンテアクイーンが、昨年2着のリベンジへ着々と準備を整えている。「昨年はいいメンバーを相手に頑張ってくれた。今年もここが始動戦で、目標は
エリザベス女王杯だね」と国枝師。視線の先にはG1を見据える。
重賞で2着5回と悔しい思いをしてきたが、中山牝馬Sで念願のタイトル奪取。ただ、意気揚々と挑んだ
ヴィクトリアマイルでは15着に沈んだ。それでも「前走に関しては(敗因は)距離だな。その上、大外枠。あれが実力ではない」と陣営に悲観の色はない。
前走後は早めに札幌競馬場に入厩。17日の1週前追い切りで、僚馬と併せ鋭い動きを披露したように、調整過程はすこぶる順調だ。「年齢的にも、もう少しタイトルを取らせてあげたいね」と指揮官。6歳の夏でも衰えはなし。秋には再び大舞台へ-。北の大地で反撃ののろしを上げる。
提供:デイリースポーツ