「
小倉記念・G3」(8月4日、小倉)
破竹の4連勝中と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの
メールドグラース。1000万下、1600万下と勝利を飾り、続く
新潟大賞典で重賞初制覇を成し遂げると、
鳴尾記念もV。一気に出世街道を進んできた。
デビュー当初から陣営の期待は大きかったが、初勝利までに6戦を費やすなど、気難しさが災いして出世は遅れた。しかし、清水久師が「集中するようになり真面目さが出てきた」と話すように、4歳になって精神面で成長。結果につながっている。
担当の林厩務員も「もともと能力はあった馬。鞍上の指示を聞くようになって扱いやすくなった点が大きい」と評価する。いろいろな競馬場で勝利を挙げているように、レースセンスが高いのが強み。今回と同じ舞台も2戦2勝の実績を残している。
「お尻にボリュームが出てきた。パワーアップしている。いい結果を残せれば」と指揮官は楽しみな様子。本格化した素質馬が重賞3連勝を決め、秋の大舞台へと歩みを進める。
提供:デイリースポーツ