「
レパードS・G3」(8月4日、新潟)
実りの秋にするためにも負けられない。
デルマルーヴルは、前走の
ジャパンダートダービーで2着。直線で先行抜け出しを図ったが、
クリソベリルにかわされた。UAEダービー4着以来の帰国初戦。戸田師は「勝った馬は高い評価を受けている馬だからね。3、4着の馬に詰め寄られたのは、勝ちに行った競馬をした分。あそこから抜かせないのがこの馬の根性」と振り返った。
気配は上向きだ。指揮官は「間隔こそ詰まっているけど一度使った上積みがある。新馬戦から2戦目にかけての変わり身を考えると、叩き良化型だと思うので」と手応えをつかんでいる。
気掛かりは暑さ。「ドバイでも走れたのだから暑さに弱くないと思うけど、調教コースなどよく考えて進めている」と、細心の注意を払って挑む。エルムSで古馬との対戦プランもあったようだが「小回りの札幌より広々とした新潟の方がいいと。適応力がある馬だから初コースも問題ない」と同世代との一戦を選択した。
重賞Vは2歳時の兵庫
ジュニアGPのみ。「古馬と対決するまでに、もう1個タイトルを獲らせたいね。恥ずかしくない形にして秋を迎えたい」と闘志を燃やす。秋のG1戦線を前に、有力馬の一頭としてアピールする。
提供:デイリースポーツ