ドバイのUAEダービー(GII)4着と健闘を見せ、帰国初戦となった前走のジャパンダートダービー(JpnI)でクリソベリルの2着となったデルマルーヴル(牡3・美浦・戸田博文)が、レパードS(GIII・3歳・新潟ダ1800m)で兵庫ジュニアGP(JpnII)以来の重賞2勝目を狙う。

　最終追い切りは31日(水)、ポリトラックコースで併せ馬で行っている。追い切り後の戸田調教師のコメント。

「500キロ近い黒い馬体をしていますので、見た目は迫力がありますが、幼い面や緩さがまだ残っていますね。ただこれまでいろいろな競馬場でレースをしていますし、ドバイにも遠征して立派な古馬と一緒に調教をするなどたくさん経験を積んできて、だいぶしっかりしてきましたし、メリハリもついてきました。

　前走は勝ち馬が強かったですが、良い競馬ができたと思います。暑いですし、息も体もできていますので、オーバーワークに気をつけて最終追い切りは気分良く走らせました。暑さは今のところ我慢できていますので、状態は問題ないです。

　最近は競馬を覚えてきていますので、ワンターンのコース形態よりも、一本調子の走りにならないツーターン以上のコース形態が向きそうですね。競馬に特に注文の付く馬ではないので、あとは展開やペースなどに合わせたレースができればと思います」

(取材・文：佐々木祥恵)