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小倉記念・G3」(4日、小倉)
重賞3連勝に向け、態勢は万全だ。
メールドグラースは31日、栗東CWで3頭併せを行い、シャープに伸びて併入した。トップハンデの57・5キロを克服し、さらなる飛躍へつなげるか。
アイスストームは力強く伸びて僚馬に先着し、好調をアピール。
アイスバブルも新コンビの福永を背に、活気十分の動きを披露した。
重賞連勝中の貫禄を見せつけた。
メールドグラースは黒岩(レースは川田)を背に、栗東CWで
サングレデクリスト(2歳未勝利)、
マジックバローズ(4歳2勝クラス)との併せ馬。最後方から追走し、直線入り口でもまだ2頭は前にいたが、鞍上の追いだしに応え、外から一完歩ごとに差を詰める。最後は6F84秒3-38秒5-11秒7できっちりと併入した。
鞍上は「馬が追い切りと分かっていて、見た目的に俊敏な動きをしていないかもしれません。ただ、動きが重いわけじゃないし、気にはしていません。元気もいいですから」と感触を伝えた。これまで何度も調教を担当してきた“仕上げ人”は、「ここまで連勝してジャンプアップすると思っていなかった。充実しているんでしょうね」と目を丸くした。
清水久師も「予定通り。あえて動く馬と調教したけど、さすがゴール前はきっちりと来ましたからね」と満足げにうなずく。初勝利に6戦を要すなど足踏みもあったが、1000万下Vを皮切りに準オープン-
新潟大賞典-
鳴尾記念と4連勝。「一番大きなのは精神的な成長。川田君が馬を動かしてくれて変わった。いろいろ、いいタイミングでかみ合いましたね」と目を細めた。
トップハンデ57・5キロを背負うが、「それは分かっていて使いますからね。こなしてくれると思います」と信頼は不変だ。「まだまだ体は成長しそうな雰囲気。ここでしっかりと結果を出して、秋が楽しみになれば」。進化を続ける4歳馬が、勢いそのままに連勝街道を突き進む。
提供:デイリースポーツ