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【レパードS】デルマルーヴル 大満足リハ!戸田師も仕上がりに合格点

デイリースポーツ
  • 2019年08月01日(木) 06時01分
 「レパードS・G3」(4日、新潟)

 唯一の重賞覇者で交流G1・2着2回と実績断然のデルマルーヴルは31日、美浦Pで併せ馬を行った。素軽い動きで追走併入を果たし、戸田師も仕上がりに太鼓判を押す。目下3連勝中と勢いでは負けていないサトノギャロスは、抜群の雰囲気で栗東坂路を駆け上がり好調をアピールした。

 美浦南に足を踏み入れてから、追い切りを行うPコース入りするまで、実に約40分。ダートでキャンターを1周半。そして、坂路を登坂。入念にウオーミングアップをしただけあって、デルマルーヴルの動きは素軽い。

 戸田師自ら手綱を取り、僚馬クーダルジャン(3歳未勝利)を向正面で6馬身先行させてスタート。4コーナー手前で3馬身、直線入り口でピッタリ馬体が合う。直線はそのまま並んだ形を保ち、余力たっぷりに併入した。

 時に厳しい指揮官も、この追い切りを振り返る口ぶりは柔らかい。「いい意味で変わりない。使っているし、間隔もあいていないので相手に合わせました。オーバーワークにならないよう、気持ち良く走らせて、脚慣らしのような感じだね」。仕上がりには、かなり満足している様子だ。

 春のドバイ遠征が本格化への礎となっている。「一線級の古馬ばかりで、3歳はあの子だけ。立派な古馬の間近でトレーニングできて勉強になったね。いろんな所を走って経験も積んで、環境にも物おじしない。遠征前より体にもメリハリが出てきた。まだ少し幼くて、手前をきれいに変えないところがあるが、解消してくれば、もう一段上に行けるよ」とトレーナーは将来性を高く買っている。

 トランセンドホッコータルマエといった歴戦の猛者たちが名を連ねる、屈指の出世レース。形式上はG3にすぎないが、勝てば将来の夢がさらに膨らむ。

提供:デイリースポーツ

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