4連勝中の
ミラアイトーン(栗東・
池江泰寿厩舎)。先日のセレクトセールでは、半妹の
タイタンクイーンの2019(
父ディープインパクト)が4億7000万円で落札されるなど、なにかと注目を浴びている血統だが、自身は
北九州記念(8月18日・小倉芝1200m)での重賞初制覇に向けて、着々と調整を続けている。
今朝1日はレースに向けた2週前追い切り。いつものようにCWコースに正面から入って、単走での追い切りだったが、以前のように入口でごねることはなく、スムーズに入場。これに関して、担当者の田重田裕生調教助手は「ここ最近は乗り手が促すと、サッと入るようになりましたね」と笑顔で教えてくれた。
向正面での走りも折り合いを欠くようなところはなく、実にスムーズ。重心の低い走りで力強さに溢れている。少しずつラップを速めていくが、動き自体はゆったりとしていて、とてもス
プリンターとは思えない。
ゴール前ではもう一段階、スピードとパワーが上がったような走りでフィニッシュ。時計は6F81.8〜5F66.1〜4F51.2〜3F37.2〜1F11.5秒で文句なし。ここは重賞初制覇だけでなく、秋のGIも楽しみになるようなパフォーマンスを見せてほしいところ。
(取材・文:井内利彰)