4日に新潟競馬場で行われる
レパードS(3歳・GIII・ダ1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
キングカメハメハ。次点で3回の
ゴールドアリュールが続く。現時点で2勝を挙げている種牡馬はおらず、産駒が未勝利の種牡馬、初出走となる種牡馬の産駒にも意識を向けたい。なお、今年に限れば
キングカメハメハ以外の種牡馬はいずれも勝てば
レパードS初制覇となる。
キングカメハメハ産駒は11頭が出走して「1-1-3-6」、12年に
レパードSを制した
ホッコータルマエは後に史上初となるGI/JpnI・10勝の快挙を達成することとなる。今年は白毛馬の
ハヤヤッコがスタンバイ。競馬ファンにも御馴染みの
シラユキヒメ牝系で、伯母には地方交流重賞で3勝を挙げる活躍を見せた
ユキチャンがいる血統だ。
パイロ産駒は1頭が出走して「0-0-0-1」、今年は上位人気と目される
デルマルーヴルが
ジャパンダートダービー2着からの参戦となる。
パイロ産駒のサンプルは少ないものの、大まかに見れば
エーピーインディ系のコース相性自体は悪くなく、13年には
シニスターミニスター産駒の
インカンテーションと
Bernardini産駒の
サトノプリンシパル(いずれも父が
エーピーインディ系)のワンツー決着となっていた。
バトルプラン産駒は1頭が出走して「0-0-0-1」、今年は紅一点となる
アッシェンプッテルが出走を予定しているが、近親にはダート重賞で実績のある
パーソナルラッシュや
イイデケンシンがいる血統。なお、同産駒は下級条件含め「0-5-2-25」と新潟ダート1800mでは勝ちあぐねている点が少々気になる。
シンボリクリスエス産駒は4頭が出走して「0-0-1-3」、一見すると不振に思える成績も4頭中3頭が6人気以下、3着に好走した11年
タナトスも12人気の低評価だった。
ヴァイトブリックは近親に当たる
ランフォルセや
ノーザンリバーがダート重賞で活躍。
ユニコーンSから巻き返す馬も少なくないので、注目しておきたい一頭だ。