4日に小倉競馬場で行われる
小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。
馬番別では最多となる5回の馬券絡みが5番。次点で3回の9番と11番が続き、2回が1番、2番、3番、6番、10番、14番となっている。近年は頭数が揃わず、2011年を最後にフルゲートでは行われていないが、17番や18番からも優勝例があるだけに一概に外枠不利とは言い難いかもしれない。なお、今年も特別登録の段階でフルゲート割れが確定している。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
【13頭立て以下】
1枠 0-0-0-4 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 1-0-1-2 複勝率50.0% 複勝回収率160%
3枠 1-0-0-3 複勝率25.0% 複勝回収率197%
4枠 0-0-1-4 複勝率20.0% 複勝回収率60%
5枠 0-2-0-6 複勝率25.0% 複勝回収率53%
6枠 0-1-1-6 複勝率25.0% 複勝回収率56%
7枠 1-1-0-6 複勝率25.0% 複勝回収率52%
8枠 1-0-1-6 複勝率25.0% 複勝回収率86%
【14頭立て以上】
1枠 0-0-2-8 複勝率20.0% 複勝回収率40%
2枠 0-0-1-10 複勝率9.1% 複勝回収率20%
3枠 2-1-1-8 複勝率33.3% 複勝回収率193%
4枠 0-1-0-11 複勝率8.3% 複勝回収率21%
5枠 0-2-0-9 複勝率18.2% 複勝回収率140%
6枠 1-1-0-10 複勝率16.7% 複勝回収率34%
7枠 0-0-1-14 複勝率6.7% 複勝回収率40%
8枠 3-1-1-11 複勝率31.3% 複勝回収率103%
今年は登録が13頭のため、その頭数で線引きをしてみたが(※出走12頭で確定)、目立つ傾向といえば「13頭立て以下」のときに2枠の不利が軽減されている点だろうか。また、頭数を問わず最内枠となる1枠は不振傾向にあり、16年1枠1番
サトノラーゼン(2人気7着)、11年1枠2番
ナリタクリスタル(1人気6着)など、上位人気馬でも人気を裏切る結果が続く。
一方、勝ち馬に焦点を当てた場合は1枠よりも4枠が苦戦しており、同枠から最後に勝利した馬となると90年
スノージェット(4枠4番)まで遡らなければならないことは頭の片隅に入れておきたい。