今週の
小倉記念、角居厩舎は
レトロロックと
タニノフランケルの2頭出しです。
レトロロックは「小倉コースは得意中の得意」(辻野助手)ということで冬の小倉を走ったあとはこの夏の小倉を目標に仕上げられてきました。
「とにかく年齢のわりに元気ですね。以前は暑さに弱い面をみせていましたが、昨年あたりからそういった兆候を見せなくなってきましたね。年齢とともに充実してきた感じがします」
重賞のメンバー構成ということで、そう簡単ではないというのは承知の上で「直線で先行集団を射程圏にいれたい」としていました。
「前半のポジション取りというよりは後半で上がっていけるかどうかでしょう」
レトロロックは、先日亡くなった
ディープインパクトの産駒、しかも金子真人オーナーの持ち馬。
レトロロック自身に対してはもちろん、そういった意味でも気持ちが入りますね。
もう1頭の出走馬である
タニノフランケルは叩き良化型らしく、徐々に良い感じに仕上がっています。
「乗った感じもやはりレースを使ったほうが芯がある感じがし緩さも抜けてきています」
小倉は今年2月の
小倉大賞典以来の出走となります。
「冬は落鉄しながらも頑張ってくれたように、うまく立ち回れるコースだと思います。すんなり先手を取るかたちが理想ですね」
こちらも今年亡くなった
ウオッカの仔。平成の
中央競馬を賑わせた偉大な名馬の遺伝子が、暑い夏の小倉でどれだけ弾けるか、注目です!
(取材・文:花岡貴子)