11日に新潟競馬場で行われる
関屋記念(3歳上・G3・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
馬番別では最多となる5回の馬券絡みが12番。次点で3回の3番、9番、10番が続く。また、12番と13番は、それぞれ2頭の勝ち馬を輩出している。12頭立てで行われた15年には8枠12番の
レッドアリオンが勝利しており、過去10年のうち5回がフルゲート未満で開催されていることを考慮しても外枠が活躍する傾向にあるようだ。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-0-1-15 複勝率11.8% 複勝回収率31%
2枠 1-1-1-15 複勝率16.7% 複勝回収率55%
3枠 0-0-1-17 複勝率5.6% 複勝回収率12%
4枠 0-2-1-15 複勝率16.7% 複勝回収率38%
5枠 0-1-3-16 複勝率20.0% 複勝回収率59%
6枠 0-3-0-17 複勝率15.0% 複勝回収率40%
7枠 5-0-2-18 複勝率28.0% 複勝回収率103%
8枠 3-3-1-18 複勝率28.0% 複勝回収率85%
【7〜8枠】
4人気以内 7-3-0-4 複勝率71.4% 複勝回収率152%
5人気以下 1-0-3-32 複勝率11.1% 複勝回収率71%
過去10年で7〜8枠に収まった馬が8勝を挙げる活躍を見せているものの、8頭のうち7頭は1〜4人気の支持を集めていた。したがって、外枠優勢というよりは外枠に入った上位人気馬が力を発揮しやすいといったニュアンスの方が正しいかもしれない。
一方、10年には6人気の
レッツゴーキリシマが8枠16番から逃げ切り勝ちを決めているが、17年に2枠3番から勝利した
マルターズアポジー(7人気)のレース通過順も「1-1」、同様に13年の勝ち馬
レッドスパーダ(1枠1番4人気)も「2-2」、レースの主導権を握りそうなタイプは枠順や人気を問わず警戒する必要がありそうだ。