「エルムS・G3」(11日、札幌)
3カ月ぶりの実戦に向け、
サトノティターンは7日、札幌ダートで最終リハに臨んだ。
カウディーリョ(3歳2勝クラス)を約5馬身追走する形から、直線は内へ。馬なりのままだったが、巨体から繰り出されるフットワークで相手を圧倒した。
タイムは5F67秒8-38秒2-12秒1。上原助手は「札幌に入ってから動きは素軽いですね。追い切りも手応えが良くて、最後まで引っ張ってました」と好感触を口にする。気性が激しく、デビュー2戦目には直線でジグザグ走行しながら勝つやんちゃぶりも見せていたが、「だいぶ素直になってくれている」と精神面の成長を認めた。
脚質的に小回りは不向きな印象。しかし、今回は強力な先行馬がそろって絶好の展開が望めそう。「前でやりあってくれればいいですね。中山のマーチSを勝っているし、力を出し切ってくれさえすれば。それだけの状態にはあると思っています」。6歳でもキャリアはまだ10戦。一層パワーアップした姿を披露し、重賞2勝目といく。
提供:デイリースポーツ