ディープインパクトを失ったばかりの競馬界に、またも悲しい出来事が起こった。
キングカメハメハが9日、繋養先の北海道安平町の社台スタリオン
ステーションで死んだ。18歳だった。
2011年から8年連続で種牡馬リーディング1、2位に君臨してきた
ディープインパクトと
キングカメハメハ。この2大巨星が立て続けにこの世を去ったことで、今後はそれぞれの後継争いに注目が集まりそうだ。
“キンカメ一族”の筆頭格は
ロードカナロア。初年度に牝馬三冠を達成した
アーモンドアイ、そして2年目にG1V2の
サートゥルナーリアを世に出したインパクトは大きく、早くも「カナロア時代到来」を感じさせる活躍ぶりを見せている。
また、芝、ダート、距離を問わず、多種多様な産駒を輩出する
ルーラーシップや、芝中距離系正統後継とみられる
ドゥラメンテも重宝されそうだ。
一方、“ディープ一族”からは、まだ目立った跡取りは現れていない。今年産駒がデビューした
キズナや、今後に続く馬に期待といった現状だ。
現役、引退後も常に比較され“2番手”に甘んじてきたキンカメだが、2世種牡馬対決では現状、かなり優勢といった状況だ。
提供:デイリースポーツ