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北九州記念・G3」(18日、小倉)
デビュー戦を飾り、快進撃の序曲となった小倉で、
ミラアイトーンが重賞初制覇を目指す。以前は折り合いに不安があって足踏みしたが、距離を1200メートルに短縮すると、長期休養を挟んで一気の4連勝。ス
プリンターとしてのポテンシャルの高さを見せつけている。
「前走も強かったですね。スタートのタイミングが合わなかったことで後方からの競馬になりましたが、ジョッキーがうまく導いてくれました。中身の濃い一戦でしたね」と担当の田重田助手は振り返る。
3カ月半ぶりの実戦となるが、中間の調整は順調そのものだ。酷暑のなか、2週連続で栗東CWで一杯に追い切るなど、手抜かりなく仕上げられてきた。
「やれば動く馬ですし、雰囲気も申し分はないですよ。馬体も輸送を考えたらちょうどいい感じ。精神的にも成長している感じです」と同助手は目を細める。
17年2月の
アーリントンC以来、2度目の重賞挑戦。2戦ぶりにコンビを組み、JRA通算1000勝にあと1勝の浜中は「G1でも戦える馬だと思います。馬っぷり、背中がいい。高いポテンシャルがあるし、この距離もいい」と前向きだ。5連勝でタイトルを奪い、秋の大舞台へ。勢いは止まらない。
提供:デイリースポーツ