18日に小倉競馬場で行われる
北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。
馬番別では最多となる4回の馬券絡みが9番。3回で5番、7番、8番、13番、18番が続く。過去10年のうち半数に当たる5回がフルゲート割れで行われていたことを考慮すれば、大外18番の「0-1-2-2」複勝率60.0%・複勝回収率462%という成績は興味深い。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-0-0-17 複勝率5.6% 複勝回収率31%
2枠 2-0-1-16 複勝率15.8% 複勝回収率44%
3枠 1-1-2-15 複勝率21.1% 複勝回収率56%
4枠 1-4-1-14 複勝率30.0% 複勝回収率351%
5枠 2-0-1-17 複勝率15.0% 複勝回収率50%
6枠 1-2-1-16 複勝率20.0% 複勝回収率91%
7枠 0-2-1-21 複勝率12.5% 複勝回収率30%
8枠 2-1-3-20 複勝率23.1% 複勝回収率128%
【フルゲート時(=18頭立て)】
1枠 1-0-0-9 複勝率10.0% 複勝回収率57%
2枠 2-0-0-8 複勝率20.0% 複勝回収率68%
3枠 0-1-1-8 複勝率20.0% 複勝回収率60%
4枠 0-2-1-7 複勝率30.0% 複勝回収率640%
5枠 1-0-0-9 複勝率10.0% 複勝回収率25%
6枠 0-1-0-9 複勝率10.0% 複勝回収率101%
7枠 0-0-1-14 複勝率6.7% 複勝回収率16%
8枠 1-1-2-11 複勝率26.7% 複勝回収率184%
一見するとフルゲート時には枠順による有利不利が変わる印象を受けるが、回収率を踏まえれば出走頭数による傾向の変化は少ないように思える。頭数を問わず1枠と7枠は不振傾向にあり、7枠においては
北九州記念が芝1200mで開催されるようになった2006年以降で見ても「0-2-2-27」と未だ優勝例がない。一方、1枠から優勝を果たした14年
リトルゲルダは続く
セントウルSも勝利しており、不利と思われる同枠から勝利する馬が現れた場合は次走以降にも注目する必要がありそうだ。