netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
北九州記念の「ゴールデンコンビ」はこちら。
【
音無秀孝厩舎×
松若風馬騎手(
モズスーパーフレア)】
松若風馬騎手は
音無秀孝厩舎の所属で主戦騎手ではあるものの、勝負がかりの時は
ルメール騎手や川田騎手などを起用している印象をお持ちの方もいるかもしれない。しかし、成績を調べてみると、非常に魅力的なコンビであることが分かる。
音無秀孝厩舎×
松若風馬騎手の通算成績は64-53-48-445で複勝回収率は90.8%。610回も騎乗機会があった上での複勝回収率90%オーバーなので、基本的に馬券妙味のあるコンビと考えて間違いない。直近1年に絞ると、13-9-9-86で複勝回収率は138.9%。好走率に大差はないので、この1年の間に、多くの人気薄を激走に導いていることが分かる。
先週の
阿蘇ステークス(
アードラー・10番人気1着)で波乱を演出し、
ダンビュライトとのコンビで制した
京都記念(6番人気1着)も記憶に新しい。9回ある2着のうち実に7回までが4番人気以下でのもの。ぜひ、「データ分析」から好走例をチェックしてみて欲しい。
今回、騎乗予定の
モズスーパーフレアは
ルメール騎手→
武豊騎手からの乗り替わりとなる。主役級の人気を集めておかしくない実績馬だが、乗り替わりによって多少なりとも過小評価されるようなことがあるとすれば、絶好の狙い目となりそうだ。