18日に札幌競馬場で行われる
札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)の舞台となる札幌芝2000m。このコースについて解説していく。
札幌競馬場の1周距離は1659.8m(Cコース使用時)。高低差は0.7mと全周にわたってほぼ平坦なコースで、ゴール前直線は269.1m(Cコース使用時)と短い。高低差が3.5mと起伏が激しい函館コースとの違いは頭に入れておくべきだろう。
札幌競馬場の特徴はコーナー半径の大きさで、コース全体においてコーナー部分の占める割合が大きい点。それだけに、道中で外外を回らされると苦しい。
札幌芝2000mは4コーナー奥のポケットからのスタート。初角となる1コーナーまでは385mで、芝1800mからまるまる200m延びる形となる。
コース形態的には逃げ・先行有利に映るが、過去3年で3コーナー4番手以内からの馬券絡みは16年に逃げ切り勝ちを収めた
ネオリアリズムのみ。特に昨年は前半3ハロン通過が34.4秒というハイペースになり、4コーナー9番手以下の3頭がワン
ツースリーという前崩れになっている。意外とマクリが嵌るコースでもあり、ペースや展開によって結果が左右されやすいのが特徴だ。
札幌記念は2回札幌の2日目。1回札幌は全6日間Aコースを使用して開催され、2回札幌よりCコースでの開催。柵が外側に3メートル移動して、内の荒れた部分がカバーされる形になる。1回札幌は降雨が多かったものの、比較的、速めの時計で推移した。今回の柵移動によって時計が速くなるのか、あまり変わらないのかは、実際のレースを見て判断するしかないだろう。洋芝は状態が悪化すると一気に時計を要する傾向があるだけに、しっかりと土曜の時計をチェックしたい。