設立当初は芝2000mのハンデキャップレースだったが、幾度かの変更のち、2006年からはサ
マースプリントシリーズ(2019年は第4戦)に組み入れられている。
多頭数で行われるハンデ戦ということもあって、過去10年で1〜3番人気馬は2勝2着5回3着4回。1番人気馬は2008年に
スリープレスナイトが勝利した以降10連敗中で、過去10年2着2回3着2回と苦戦している。特徴的なのは、昨年こそ額面上のトップハンデの
アレスバローズが勝利したが、トップハンデを背負わされた実力馬が不振。逆に3着以内馬延べ30頭中24頭が55キロ以下の斤量だった。
好メンバーが揃い、秋の
スプリンターズSを占う意味でも見逃せない1戦になった。本命は
高松宮記念で2番人気の支持を受けた◎
モズスーパーフレア。
高松宮記念は同型馬をさばくのに手間取り、結果的に末を失ってしまったが、昨秋からの5戦はA級ス
プリンターの走りだった。今回は、強力な同型馬不在で一気の逃げ切りを狙う。
◯
アンヴァルは、母と祖母が小倉2歳(3歳)Sの優勝馬で、小倉競馬場を得意とするファミリー。本馬自身も初勝利をこの競馬場であげている。昨年は休み明けで14キロ増。スタート直後と、最後の直線で不利を受けて不完全燃焼の内容だった。今シーズンは3戦して2着2回。昨年の雪辱を期している。
▲
ミラアイトーンは1年以上の休養をはさんで、芝1200mを4連勝。小倉競馬場も過去3戦3勝という舞台だ。父ロンロは豪州の伝説的名馬で
年度代表馬にして豪チャンピオンサイアーでもある。半兄
ストロングタイタンは
鳴尾記念をレコード勝ち。半弟「
タイタンクイーンの2019」は今年のセレクトセール当歳
セッションの最高落札価格馬だった。
△昨年の2着馬
ダイメイプリンセスは昨年ほどの勢いはないが、
アイビスサマーダッシュは枠順に恵まれなかった。△
ディープダイバー、△
ディアンドル、△
ファンタジストも無視はできない。