昨夜の「ヤングジョッキーズシリーズ2019
トライアルラウンド(TR)門別」も大いに注目を集め、総発売額が計画比「145.55%」と大きく伸びた
グランシャリオナイター開催。お盆も過ぎ、一気に涼しくなってきた馬産地日高だが、
門別競馬場の熱気は、何とかこのまま冷めないでほしい!
ということで、今夜(22日)は3日間開催の最終日。「SPAT4LOTO(トリプル馬単)」の対象でもある後半3競走(10・11・12R)に、この先も出世街道を歩む可能性がありそうな素質馬たちが相次いで登場してくるので、ぜひ御注目いただきたい。
まずは10R「ミズヒキ特別/3歳上C2-2〜C3-1組、1200m外回り。発走19時20分」。今年5月デビューで、前走まで5戦4勝・2着1回と「勝率80%、連対率100%」の5
ワンポイント(
阿部龍騎手56)が支持を集めそうだ。
前走は、人気を分け合った内の難敵
プリンセスティナを捕まえたところを大外から伸びた伏兵
ガンロック(
JRA未勝利→金沢を経て転入初戦)に一気に差し切られてしまったが、良馬場での時計は詰め続けており、まだまだ伸びしろは十分。前走、1200m(良)1分14秒3の好時計で快勝した8
フォアシザフューチはじめ今回も強敵との争いだが、素質の高さで5勝目ゲットとなるかに注目だ。
続いて11R「幌加内町新そば祭り特別/3歳上B2-2〜B4-1組、1700m外回り。発走19時55分」には、
JRA2戦未勝利での転入から何と6連勝中の5
フライオールデイズ(
阪野学騎手56)が出走。2走前までは大楽勝・圧勝の連続、しかし前走は2着馬に食い下がられて0秒2差での勝利だった。「そろそろ天井?」と見る向きもあるかもしれないが、その2着馬は3歳三冠戦「
北斗盃H2」「
北海優駿(ダービー)H1」にも出走し、近3走で2勝・2着1回(勝ち馬
フライオールデイズ)と素質の高さを見せている
ルフィアンキックだった。
伸びゆく3歳馬の追撃を経験し、今回さらなるパフォーマンスアップも期待できるのではないだろうか。形的には「格上挑戦」で、自己条件の6
アルテンベルク(
石川倭騎手55)や1
アーススカイ(
松井伸也騎手57)、条件馬の身で牝馬重賞
ヒダカソウカップH2に挑み5着と健闘した8
ペイシャガンセ(
岩橋勇二騎手54)ら強敵も多い一戦だが、その走りが注目される。
ラスト12R「旭川 北の恵み食べマルシェ特別/3歳上B2-2〜B4-1組、1200m外回り。発走20時35分」は、今回自己条件に戻る◎6
ボンネット(
阪野学騎手55)に注目が集まりそう。格上挑戦した前走A3-2組下特別は勝ち馬に0秒7差つけられての2着完敗ではあったのだが、その勝ち馬、
JRA2勝の実績ある3歳馬
ジョウランは、次戦挑戦した重賞「
エトワール賞H3/1200m外回り」で直線突き抜けて5馬身差の圧勝。2着とのタイム差は1秒1で、2走前2着
ボンネットとの着差を大きく上回った。
格上挑戦で、それほどの強敵相手に0秒7差に踏ん張った6
ボンネットの走りは高く評価されるはず、3連勝中の3
フロルセレジェイラ(
阿部龍騎手54)や2連勝中の3歳牝馬10
タイムゴールド(
松井伸也騎手52)、勝ち味には遅いが崩れない4
カネミツロイヤル(
五十嵐冬樹騎手56)はじめ難敵多い組合せでも、先行策からのスピード比べは非常に楽しみだ。
(文=ひだか応援隊)