サマー2000シリーズの最終戦で夏のローカル開催を締めくくるレース。ただし今年に関してはシリーズの行方と関係ある馬が
カデナと
ゴールドサーベラスしか登録していない。その代わりに秋以降を見据えてここを始動戦としてきた馬が多く、今後を占う上で楽しみな一戦となりそうだ。
1.ベテランの活躍
過去10年の成績をキャリア数別で見てみると、キャリア16-20戦の馬が複勝回収率140%、キャリア21-30戦の馬が複勝回収率108%と健闘しているのが分かる。対して、キャリア11-15戦の馬は複勝回収率46%、キャリア10戦以下だと馬券に絡んだのは昨年勝った
ブラストワンピースのみとなっている。
2.小回り実績に注目
日本一直線の長い新潟外回りだが、瞬発力以上に持続力が問われるケースも多い。このレースも
タツゴウゲキ、
カフジプリンス、
アルバートドック、
マイネルミラノ、
コスモネモシンら、小回りコースに良績のあった馬の激走が目立つ。
3.脚質は両極端な結果
昨年と16年は4角10番手以下の差し馬による馬券内独占だったが、一昨年と15年は比較的前々で立ち回った馬によるワン
ツースリー。近年は結果が両極端だ。この4レースの中身を比較すると、前者は中緩みがないのに対し、後者はコーナーで息が入るラップになっている。
今年はスローペースになると見て、
サトノキングダムに注目したい。後方からレースを進めた際は差し届かないシーンが多かったが、ここ3走は先行して好走を続けている。新潟に代わるのはプラスで、地力からしても十分通用すると見る。