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【札幌2歳S】ブラックホール能力無限大 父ゴールドシップとは対照的「操縦性いい」

デイリースポーツ
  • 2019年08月28日(水) 06時00分
 「札幌2歳S・G3」(31日、札幌)

 北と南で行われる2歳重賞は、新種牡馬の産駒に注目だ。札幌2歳Sには、11年2着馬ゴールドシップ産駒のブラックホールがスタンバイ。鞍上の石川裕紀人(23)=美浦・相沢=がほれ込む素質馬が“父超え”を狙う。また、小倉2歳Sでは、リアルインパクト産駒のラウダシオンが、レース3連覇が懸かる名手・武豊(50)=栗東・フリー=の手綱で小倉チャンプを目指す。

 小柄だが、底知れぬ能力を秘める。新種牡馬ゴールドシップの初年度産駒ブラックホールが、北の地で重賞Vを狙う。

 頭を上げて若さを見せていた新馬戦。メンバー最速の上がりで伸びたが、勝ち馬に首差及ばなかった。「攻め馬の反応が良くなっていた」。三尾助手がこう振り返る2走目は、レース前に蹄鉄を打ち替えるアクシデントがありながらも、レースでは早め進出から手応え良く抜け出して勝負を決めた。

 石川は「新馬戦はまだ馬が分かっていない感じだった。前走はちょっとしたアクシデントがあったけど、落ち着いていました。一度使ったことでピリッとしていましたね」と満足げにする。

 現役時代、気性が難しいことで知られた父ゴールドシップ。ただ、その子どもは対照的だという。「気性的な難しさはないし、操縦性がいい」。仕上げ人がこう話せば、石川も「掛からないし、ボケーッとしているぐらい」と優等生ぶりを強調する。

 先週の水曜に函館から札幌へ移動し、その後も順調そのもの。火曜は石川を背にダートコースで軽快に駆けた。「札幌に来て、いい意味でピリッとしてきた」。手綱越しから伝わる感触に鞍上もうなずく。

 相沢厩舎所属の石川。今年はエメラルファイトでスプリングSを制覇。師匠に重賞勝ちをプレゼントし、師弟でのダービー参戦もかなえた。今度は2歳馬で新たな目標を掲げる。「ここでも引けは取らないと思っているし、先が楽しみな馬。クラシックに乗せたいと思っています」。今年2度目の恩返しといく。

提供:デイリースポーツ

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