「小倉2歳S・G3」(9月1日、小倉)
リアルインパクト産駒の
ラウダシオンが、レース3連覇が懸かる名手・
武豊(50)=栗東・フリー=の手綱で小倉チャンプを目指す。
新種牡馬
リアルインパクトを父に持つ
ラウダシオンが、産駒初のタイトル獲りへ意欲を燃やしている。
新馬戦はゲート入りを嫌がるなど若さが目立ったが、それでも追ってからの反応は鋭く、1馬身半差の完勝で人気に応えた。登藤助手は「幼さは見せたけど、いいレースをしてくれた」と振り返る。
1週前は新たにコンビを組む
武豊を背に、栗東CWで意欲的な3頭併せを敢行。2頭を前に見る形で進み、軽快な脚取りで6F83秒7-38秒1-12秒3をマーク。余裕の最先着を決めた。「緩さはあるけど乗り味はいい。動きは良くなっているよと、ジョッキーが褒めてくれました」と同助手は笑顔を見せる。
「初めて乗った時からいい背中をしていたし、素質はあると思う。体が締まってきたことで、徐々に良くなってきましたね」と中間の気配から、かなりの上昇度を感じ取る。一昨年の
アサクサゲンキ、昨年の
ファンタジストで連勝中の名手の手綱で、無傷の小倉チャンプへ駆け上がる。
提供:デイリースポーツ