31日に札幌競馬場で行われる
札幌2歳S(2歳・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。ただし、函館競馬場で開催された2013年は除く。
過去10回で最多となる4回の馬券絡みが
キングカメハメハ。3回で
ネオユニヴァース、2回で
ハービンジャーと
ステイゴールドが続く。なお、勝ち馬に焦点を当てた場合は、
ネオユニヴァース産駒が「3-0-0-11」と3勝を挙げる活躍を見せている。
ヴィクトワールピサ産駒は3頭が出走して「0-0-0-3」、今年は札幌芝1800mの2歳コースレコードを塗り替えた
ゴルコンダが出走予定。2代
父ネオユニヴァースは
札幌2歳Sにおいて勝ち負けがはっきりした成績になっていたため、同産駒も好走例がないからといって軽視はできないだろう。
新種牡馬
ゴールドシップ産駒の
サトノゴールドや
ブラックホールも上位人気と目される。前者の
母マイジェンは10年
ギャラントブルームH・米G2の勝ち馬で、近親には重賞5勝(うちG1・2勝)のCaravaggioがいる血統だ。
ゴールドシップ自身も11年
札幌2歳Sで2着に好走している実績があるので、舞台適正については良いイメージを持ちやすい。
New Approach産駒は初出走となるが、17年には
Dawn Approach(その父が
New Approach)産駒の
ファストアプローチが2着に好走している。
ダーリントンホールは近親に18年
メルボルンカップ・豪G1勝ち馬のクロスカウンターがおり、欧州のG1戦線で活躍している
Magicalも同牝系というゴドルフィン所有馬らしい良血だ。
キングカメハメハ産駒は7頭が出走して「1-0-3-3」、12年の勝ち馬
コディーノを筆頭に安定感のある成績を示している。
レザネフォールは2代
母ファレノプシスが重賞4勝(うちG1・3勝)の名牝で、近親には
キズナなどもいるノースヒルズを代表する血脈。当馬は
ファレノプシス牝系として初重賞制覇なるかにも注目したい。