「札幌2歳S・G3」(31日、札幌)
木村厩舎2頭が抜群の動きだ。未勝利戦をレコードで制した
ゴルコンダ、新馬戦完勝の
ダーリントンホールは札幌芝で併せ馬。ともに文句なしの走りで最終リハを消化した。札幌ダートで軽快なフットワークを見せた
レザネフォールも、好気配を漂わせている。
しぶとい。そして抜かせない。
ゴルコンダが力強い動きで好調ぶりを伝えた。
札幌芝で28日、同じく札幌2歳Sに出走する僚馬
ダーリントンホールとの併せ馬。先行して2馬身のリードを取り、直線で相手を引きつけると、ラスト1Fは馬体を並べて5F67秒4-38秒0-12秒0をマークした。阿部助手は「先週がもうひとつかなという感じだったけど、きょうは動けていた。先週あれだけ速い時計(6F75秒8-35秒9-11秒7)を出したので、今週はそんなにやらなくていい」と納得の表情を見せた。
新馬戦こそ3着に敗れたが、ひと息入れて立て直した前走がレコードV。ノーステッキで2着に大差をつける圧勝劇だった。前走比16キロ減と、馬体が絞れたことも良かった様子。「前回でちょうどいい体だと思う。ただ、(勝因は)体重だけではない。新馬戦はコースや展開も向かなかった。コーナー4つの方が持ち味が発揮できる気はする。後ろを突き放したから、力があるんだろうなって感じ」と即巻き返した前走を振り返った。
差す形から一転しての逃げ切り勝ちだったが、今回はどう運ぶのか。「正直、分からないですね。抑えることもできると思うけど、抑えて駄目だったら逃げた方がいいということになるのかな」。2戦目で覚醒した良血。重賞制覇へ、勢いは止まらない。
提供:デイリースポーツ