「
新潟記念・G3」(9月1日、新潟)
レイエンダが美浦坂路の併せ馬で上々の伸びを披露。前走の
エプソムCでVを飾った良血馬が実りの秋へ、弾みをつける。復調ムードの
カデナも栗東坂路で好調ぶりをアピール。サマー2000シリーズ王者の座を狙って態勢を整えている。
再び軌道に乗った良血
レイエンダが、期待通りに仕上がった。28日、美浦坂路で杉原を背に(レースはルメール)
フラットレー(4歳障害未勝利)との併せ馬。3馬身ほど先行する僚馬を壁にしてピタリと折り合い、最後の1Fで並び掛けると馬なりのまま併入。脚色の違いを目立たせてゴール直後にはスッと1馬身ほど前に出た。
杉原は「フワッとした感じでしたが、並び掛ける脚がすごかったですね」と抜群の感触だ。併走した僚馬の背から見ていた津曲助手の口も滑らか。「楽な手応えでしたね。しまいも馬なりでいい脚。時計的にもまだまだ余力もあるし、息遣いも良かった。暑いなか、順調に仕上がっています」と胸を張った。
前走の
エプソムCは完全復活をアピールする完勝だった。津曲助手が「(4走前の)チャレンジC(6着)はスタートで寄られた。そこからリズムを崩して結果が伴わなかったけれど、ようやく期待の大きかった馬が軌道に乗ってきましたね」と言えば、杉原も「前走から気持ちに余裕が出てきて、走りたくて走っている感じ。素質に体がついてきた感じです」と充実ぶりに目を見張った。
昨年の勝ち馬
ブラストワンピースのように、秋の飛躍への舞台となる場合も多い。17年ダービー馬
レイデオロの全弟という看板を、自分の実績に塗り替えるための足掛かりにしたい。
提供:デイリースポーツ