「
新潟記念・G3」(9月1日、新潟)
レイエンダが美浦坂路の併せ馬で上々の伸びを披露。前走の
エプソムCでVを飾った良血馬が実りの秋へ、弾みをつける。復調ムードの
カデナも栗東坂路で好調ぶりをアピール。サマー2000シリーズ王者の座を狙って態勢を整えている。
函館(
巴賞3着)、小倉(
小倉記念2着)と転戦しながら復調を強く印象付けた
カデナが28日、栗東坂路でアクションを起こした。体全体を大きく使い、前肢のかき込みも力強く、4F53秒8-38秒2-12秒7でフィニッシュ。現状の好調ぶりをしっかりと伝える登坂だった。
「いつものパターンで動きは良かったですね。前走の疲れも取れ、いい感じに持ってくることができました」と見届けた中竹師は、充実ぶりを実感した様子。17年
弥生賞V後、長く力を出し切れない時間が続いていたが、3走前の
福島民報杯3着を契機にきっかけをつかんだよう。前走では本格化した
メールドグラースに首差まで迫るなど、精度の高い末脚がよみがえってきている。
「3歳時は暑さがどうかというところがありましたが、今年は全く問題ありませんでした。脚質的に新潟は走りやすいでしょう。今回も自分の競馬に徹して」と指揮官は前を向く。タフな争いを制することができればサマー2000シリーズの王者が確定する。目の前の一戦に全力投球。新潟の長い直線で復活の末脚を放つ。
提供:デイリースポーツ