サマー2000シリーズの最終戦でもある
新潟記念は、1965年創設の歴史あるレース。1974年以降は、競馬場改修などの特殊な年を除いて夏の新潟開催を代表するレースとして歴史を積み上げてきた。
真夏のハンデ戦らしく1〜3番人気馬は3勝2着2回3着2回。1番人気馬は2勝2着2回だ。トップハンデ馬は延べ13頭の出走で1勝2着1回と苦戦傾向で、勝ったのは57.5キロの
ナリタクリスタルのみで、2着も58キロの
アルバートドック。逆に53キロ以下も52キロの
コスモネモシンが勝ったのみだ。
過去10年で見るとサマー2000シリーズの流れを汲んで
小倉記念、
函館記念、あるいは
七夕賞組が7勝2着6回3着6回と強い傾向があるが、昨年は休み明けの
ブラストワンピース、
メートルダールがワン・ツー・フィニッシュ。一昨年も
エプソムカップ2着
アストラエンブレムが1番人気2着するなど傾向が変わりつつあるかもしれない。
◎
レイエンダは
エプソムカップ以来約3ヵ月ぶりの出走となる。57キロのハンデは少々見込まれた感もあるが、デビューから長期休養をはさんで3連勝し、
セントライト記念2着の実績からはやむを得ないところか。前走から着用のチークピーシーズが功を奏しているようで、勝って秋のGI戦線に名乗りを挙げたいところだ。
実績は
レイエンダ以上となる◯
カデナの57キロは恵まれたとも判断できる。
京都2歳S、
弥生賞を連勝したときはクラシック候補と取り上げられたほどの馬だ。実績、能力に敬意は払うが
巴賞から
小倉記念、そして今回とこの夏3回目の長距離輸送はさすがに気になる。
軽斤量組では先行力のある▲
ジナンボーに注目。前走で逃げたことが心理面にどのような影響を与えるかは分からないが、今回もどうしても逃げたい馬不在のメンバー構成。マイペースなら侮れない1頭だ。
スローペースからの瞬発力争いになれば
トーセンスターダムの全妹△
センテリュオや、良血△
フランツ、3連勝中の△
カヴァルらも上位争いに加わってきそうだ。もう1頭全6勝を左回りであげている△
ダイワキャグニーの名前もあげておきたい。