いよいよ秋競馬! 馬産地・門別
グランシャリオナイター開催はきょう3日から、9月開催が始まった。先週8月29日の「10回門別6日目」が開幕からちょうど「50日目」という節目だったのだが、同27日掲載記事でお伝えしていた通り、この50日目に今季の発売総額が「200億円」の大台に到達した。
ここまでは幸い、“門別名物”と揶揄される「濃霧」発生等による取り止め等も少なく、秋シーズンのさらなる盛り上がりに期待が高まる流れでは来ているが、昨年はちょうどこの時期、9月6日未明に最大震度7の「北海道胆振東部地震」が発生。停電や断水など影響が長引き、ホッカイドウ競馬開催も計7日間にわたって取り止め(後に3日間の追加開催が決定)となるなど大きな影響があっただけに、平穏が戻った中で順調に開催が進んでいることへの「有り難さ」に、あらためて思いを致すべきタイミングなのかもしれない。
さて、開催替わり前半の今週は重賞レースの編成もないのだが、今後のレース内容にどう影響してくるのかを注視していただきたい材料が一つある。先週30日(金)に実施された「走路内側4メートル範囲への新砂補充」だ。
2日(月)ホッカイドウ競馬公式サイトに掲載された「お知らせ」を引用したい。
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【
門別競馬場の馬場について(砂補充)】
8月30日(金)走路内側4mの範囲に新砂を約150立方m敷設し、砂厚を12cmに調整しましたのでお知らせいたします。
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この措置の影響は、どの程度なのか。ジョッキーや厩舎関係者は、翌日からの調教等で馬場状況を把握すべく感触を確かめているわけだが、ファンサイドとしては実際のレースで各ジョッキー、特に上位人気の有力先行馬(の騎手)がどういったコース取りを選択するのか、第1競走からしっかりチェックしていきたいところ。もちろん降雨の有無等にも左右されるだろうが、勝ち馬検討における重要な
ファクターの一つだけに、ぜひとも注目して観ていただきたい。
今日のメイン(最終)12R「雪印種苗BFMP特別/B3-2組〜B4-1組・1200m外回り」を迎える頃には、各ジョッキーの馬場の見極めも済んでいることだろう。スタート決まれば逃げの手が予想される7
メガミュトス(
阪野学54)のコース取り、ペース配分などは非常に興味深い。同馬をはじめとする先行勢が押し切るのか、ラスト苦しくなって差し馬勢が台頭するのか。正解にたどり着く確率を高めるうえでは「必見」の一戦かも。お見逃しなく!
(文=ひだか応援隊)