8日に中山競馬場で行われる
京成杯オータムH(3歳上・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。ただし、新潟競馬場で開催された2014年は除く。
過去10回で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で2回の
キングカメハメハ、
タニノギムレット、
スウェプトオーヴァーボードが続く。なお、データ集計期間外を含め、
京成杯オータムHは過去に優勝例のなかった種牡馬の産駒が勝利しやすい傾向にあることも少し意識してみたい。
ロードカナロア産駒は初出走となるが、今年は上位人気と目される
グルーヴィットのほか、
トロワゼトワルが出走を予定している。同産駒は下級条件を含めれば同コースの成績が「7-10-4-50」勝率9.9%、他コースと比較した場合に勝率が冴えない数値であることは否めないだろう。ただし、先述の通り同産駒は
京成杯オータムHで優勝例がないことをプラスに捉えられる可能性がある。
スクリーンヒーロー産駒は延べ2頭が出走して「0-0-0-2」、今年は前走
中京記念でハナ差及ばず2着に敗れた
クリノガウディーがスタンバイ。同産駒は下級条件を含めた同コースの成績が「12-1-3-59」勝率16.0%、これは今回出走する種牡馬のなかでも最高値となる数値を記録している。また、同産駒は
JRA重賞14勝のうち6勝を中山競馬場で挙げている点でも強調できそうだ。
ディープインパクト産駒は延べ12頭が出走して「1-4-1-6」、昨年は
ミッキーグローリーと
ワントゥワンのワンツー決着となっていたが、同産駒は初出走となった13年から毎年一頭以上が馬券対象となり続けており、17年
ガリバルディ(11人気2着)、15年
エキストラエンド(11人気2着)など、人気薄でも侮れないので注意したい。今年は
フローレスマジック、
ディメンシオン、
プロディガルサンの3頭が出走を予定している。