8日に阪神競馬場で行われる
セントウルS(3歳上・GII・芝1200m)の舞台となる阪神芝1200m。このコースについて解説していく。
なお、阪神競馬場の芝コースは内回りと外回りがあるが、芝1200mは内回りを使用する。
向正面直線半ばからのスタート。初角となる3コーナーまでは258mと短い。緩やかな下りでスタートして、残り160m地点から約2mの急坂に転じる。ラスト70mはほぼ平坦。なおゴール前直線は356m。内回りのサイズは、ローカル場よりもやや大きい程度なので、外回りコースの広いイメージに惑わされないようにしたい。
下りスタートかつ秋の開幕週という絶好の馬場で行われることも相まって、前半のペース、全体時計とも速くなりやすい。過去5年の前半3ハロンの平均は33秒4とハイペースになっているが、それでも先行勢がきっちりと上がりもまとめるため、追い込み一手のタイプは苦戦傾向。
4回阪神は前半5日間はAコース、後半4日間はBコースを使用する。したがって、
セントウルSはAコース2日目ということになる。阪神の芝コースはオーバーシードで施行されるが、この4回開催だけは野芝100%で行われる。良馬場で行われた近5回は全て1分7秒台半ばでの決着となっており、速い持ち時計のあるタイプが有力だ。