重賞に格上げされて以降、2016年はここを
ステップにした
ヴィブロス、
パールコードが
秋華賞でワンツー、17年もここを制した
ディアドラが
秋華賞を優勝。昨年の勝ち馬
ノームコアは
秋華賞こそ回避したものの、今年の
ヴィクトリアマイルを勝っており、このレースの存在感、重要性は明らかに増してきている。
1.差し優勢
新潟開催だった14年を除く過去9年で馬券になった27頭中、4角3番手以内だった馬は6頭のみ。開幕週ではあるが、エアレーションなどの影響もあり行った行ったの決着には基本的にならないと考えたい。
2.前走
オークス組は妙味が薄い
過去9年で前走
オークスだった馬は複勝率19.2%だが、複勝回収率は38%しかない。また、昨年1番人気で2着の
マウレア、12年2番人気で5着の
アイスフォーリス、11年1番人気で12着の
ピュアブリーゼなど人気を裏切る例も多い。東京2400mと中山2000mは求められる適性が違うので、あてにし辛い面もある。
3.持続力の問われるタフなレース
紫苑Sは
秋華賞同様、持続力の問われるタフなレースになりやすい。過去9年で馬券になった27頭中、22頭は過去に1800m以上の小回りコース(芝・ダート問わず)で連対した経験があった。
レッドベルディエスは休み明けとなった前走の
織姫賞(1勝クラス)を勝利。デビューと比較して馬体重が20kg以上増えていたように成長著しく、初の小回りコース、雨の影響による重い馬場にもきっちり対応した。前走の内容を見る限り、距離はさらに伸びても問題なく、タフなレースにも対応できるだろう。